続・猫に腕まくら

ぶっこわれています

戦うゆうちゃん

猫のゆうちゃんが悪性リンパ腫と診断された頃のことを、このブログに書いてないかと遡ってみたら全く書いてなかった。確かにその頃はほとんど何も書かなく放置ブログと化した頃であったけれど、あの時は先が見えないゆうちゃんの病気に加えて、アンドレ(仮)が発熱したり、マーくんも調子を崩したり。両手に一つずつ重量級の猫入りキャリーを握りしめ背中にリュックで動物病院にヨタヨタ顔面蒼白で行って、待合室の長椅子にへばり込んでいた記憶がある。 

 

そして、今。

先が見えてしまっているゆうちゃんの病状は、切ない。数日前から水も食事も受け付けなくなった。それでも自分で猫トイレに入り、小さくふんばり、疲れてトイレの砂の上にへばってしまうので帰りは人間が抱いて連れて帰る。砂の上にはなんの痕跡もない。きっとウンチがしたくて来たというのに。

寝場所を頻繁に変えるのだけど、きっと身の置き所がない辛さがあるのだろう、と思うとこちらも辛い。

 

何匹も見送って来たけれど、これは慣れるものではない。

 

年明けから入院していた父が、数値が安定したということで退院した当日の夜、食後全身をブルブル震わせて発熱し救急車に乗ってまた即入院した。後日必要なものを持っていった母に看護師さんが「(父が)しきりに猫のことを心配しています」と話しかけてきたという。

父が退院する頃までは難しい、と思う。