続・猫に腕まくら

ぶっこわれています

いねむり先生

いねむり先生

いねむり先生

狂人日記』を読もうと思う。

狂人日記 (講談社文芸文庫)

狂人日記 (講談社文芸文庫)

佐藤愛子のエッセーから窺い知れる色川武大像と、伊集院静の目を通しての『先生』の姿が、重なってより立体的になった。

自戒を込めて。病をもっていると、どうしてもその病に振り回されて周囲の人への優しさよりも自己保身が強くなってしまいがち。私はこれから先ほんの少しでも『先生』のように、大きな優しさを持ち合わせることができるだろうか。

もしも、ワタシがパニック発作に襲われているときに、『先生』に両手を握ってもらい「大丈夫だ」と言われたら、安堵と共に泣いてしまうかも。