続・猫に腕まくら

ぶっこわれています

『おばさま』に強くなったわよ

前回で終わりにしようとしつつ、1回だけ。
記録のために記します。

それは、若干快方に向かっているぞという心の変化なので。

いや大したことはないのですが…。だからたたみます。



最近、『朝まで○テレビ』や『TV○ックル』の、かしましい言い合いを見ても大丈夫になりました。怒鳴りあい、人の話を聞かずして自分の説をまくし立てる輩、醜い顔 ― 興味がなければ華麗にスルー。リモコンピッで消すことも出来ます。


先日も、とある番組で、でび夫人はじめセレブだというおばさま方が、宝石の値段当てをするというコーナーがありまして、それはもう、司会も他の出演者も無視のしゃべりたい放題主張したい放題の無法地帯と化していました。もちろん心の中で「(司会の)ウエダ、アリタもっと言ってやれ!!」と野次をとばしましたけど、番組を変えることなくその見苦しい嵐が過ぎ去るのを待てました。


今クールのドラマで一番好きな「泣くな、○らちゃん」に出てくる、かまぼこ工場のパートの長沼さんというのが、わたしのなかのトラブルメーカー的主婦パートの象徴的容姿声質なのです。ちょっと前だったら彼女の存在だけで、ドラマが見れなくなるくらいの恐怖でしたが、今は、「うわ」と思うくらいで毎回ドラマを楽しみに観ています。


以前は上記のようなTVシーンを見るだけで、呼吸が早くなりそうなくらい動揺したものです。


あー、少し元気になってる!


こんな風に書くと、あら、そんなにおばさま主婦パートに苦しめられていたのかしら?と思うし、実際職場で手に負えないのは、若くて裏で冷酷なことを平気で出来る輩だったわーと理解しているのにな。


きっと、周囲を見ずして己の主張をまくし立てるオバ、どうしようもない噂話が大好きなオバ、ある意味とてもしなやかに柳もオドロキの損得に合わせてなびくその様なぞ、冷酷残酷おねえさんより、オバの醜さのほうが、頭脳には残っていたようです。

本当に酷いのは、おねえさんのほうなのにね。

そう。だけど、きっと、わたしが今後社会復帰するとしたら、おばさま主婦パートの群れの中(失礼な言い方ですね。自分だっておばさんなのに)。


どんどん年齢が増し、以前だったらおばさま方からしたら、まだ「若い子」の部類に入っていたのが、今後は同じ年代として戦わなくてはならない。独身で子供もなく、服装なんかもズレてて、長い間ひきこもっていた明らかに異質なおばさんのわたしを、一人ならともかく集団になったときのオバ軍団が、どう査定し噂し興味本位で見るか、想像するだに恐ろしい。そんな気持ちが、弱っているときは、よけいオバ恐怖・喧騒恐怖(こんなのあるか?)を助長させていたのかもしれません。

社会復帰した暁には、柳より海草のようにゆらりゆらりとやり過ごそう。戦う意思はなーい♪わたしは昆布。わたしはワカメ。わたしは昆布。けっしてオバ対決して同じ土俵に上がらないように、今から心しておかないと。