続・猫に腕まくら

ぶっこわれています

ふむふむ

先日の『ニッポンのミカタ』を見て、フムフム。


そうだよねー、最近はやってるのかどうか昼間の番組なんかの辛口ファッションチェックで「娘と同じ服を共用してまーす」って言う中高年に向かって、「年相応の服を買え」っていうコメントと同じ意見ですな。若い服がよけい老いを感じさせるってか。服がサイズ的に入る入らないの問題ではなく。


でも。考えてみたら、この番組に出てきた3人のファッションの場合は、じゃ今の若い子が着るかっていったら、絶対に着ない「若い」ファッション。そう、この人たちが若かったときに若かった人が着ていた洋服であり、髪型であり、メイクであり。


そういう私も、カジュアルすぎる若い服を着ているけれど、それは絶対に若い子は選ばない若い服。つまり自分が若かったときと同じ服を選んでいる。


番組の内容と若干ずれてしまうけれど、「今の若い子と同じ服を着る(それもイタイ人が多いけれど)」だけでなく、「自分が若かった時の服をひきずっている」というのも年齢を感じさせるもんなのね。


正直、前からでも後ろからでも、「あ、この人の青春はサーファー流行った頃だ」とか「80年代が終わっていない黒ずくめ風」とか「ニュートラ・ハマトラの世代ですな」とか、言葉を交わさずともおのずとバックグラウンドが見えてしまうもんです。


今の流行って、もうずいぶん前から、好きではない。トシだから、似合わないから、太ってるからという以外にも、好みでないのだ。たとえ25歳若くなっても着たくないようなものばかり。デザインも色もぺらぺらして、心躍るものってない。


で、私はやはり全身ウォッシャブルの、いつもの格好に戻るのでした。年相応の洋服売り場で買うのは、働くようになってからにします。