続・猫に腕まくら

ぶっこわれています

天災と結婚・離婚

3月11日の地震を境に、「一人じゃ怖い」と急に結婚を意識する独身が増え、かつての恋人にメールを出したり、自粛ムードが続く中にも宝石店だけは婚約指輪が売れに売れたり、していたらしい。


していたらしいって他人事なのは、自分はその中に入ってなかったから。その地震婚(?)騒動の渦中にいることができなかったから。TVのニュースでそんな話題を聞きながら、「阪神の時は、生き残ったこの命でやり直したい」と離婚が続出したって聞いてたけどなぁ、なんて思っていた。


そうして、2ヶ月以上が経ち、やはり今回も離婚が増え始めたようだ。


震災離婚」が増えている 風評にオロオロ夫に幻滅


震災後に、将来不安から結婚したい人が増えたと話題になった。ところが、夫婦はといえば逆に、離婚したい人が増えてきたというのだ。... (J-CASTニュース)


 
「2か月半以上経ちまして、いま反対の現象が起き始めています」

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うぬーやっぱりそうか。

いや、今回はちょっと違うか。

前回は被災者の話だったような(記憶違いだったらごめんなさい)。しかし、今回は実際に被災した人達よりも、TVで地震や津波の壮絶な映像を観たり、原発の影響に不安を感じている被災地以外に住んでる人の話のような気がする。


で、上記の引用の続きで、

「妻の場合は、夫が私のことを心配してくれないと愛想を尽かしたり、自分が子どもや親の方を心配していることに気づいたりして、離婚を考える人が多いです。それに対し、夫の場合は、不倫している愛人の方が大切だと気づいて離婚を申し出たといったケースが目立ちました」


やはり、非常事態になると「自分が本当に大切にしている人は誰か」ということが、心の中でクリアになるのだろうか。


かなり話がずれるけど、地震が起こる数時間前までワイドショーを連日賑わせていて、私もつい興味をもっていた『えりか様問題』も、地震が起きてからは全くどうでもいい話題になってしまった。すっかり目が覚めてしまったというか、もうこんなつまらん話どうでもいい勝手にしてくれ、という気分だ。それにTV自体もこの頃扱いが非常に少なくなっていて、同じように熱の冷めた視聴者が多いのではと推測してしまう。これも平和な日々だったからこそ関心があるような気がしていたけど、天災に遭えば簡単に色褪せる興味だと心の中でクリアになったのかも。


3月11日以降、私も少なからず考えることが違ってきたように思う。何しろ未だこの震災が全く過去のものにならず一進一退で続いているのだから。今日の強風と大雨だって、津波の被害を受けなかった山間部での被害が懸念されるではないか。原発も新たな故障をしてるじゃないか。なんだか不安がつきない。

なんだかんだと、どこか非常時の冷静さを欠く状態なのだろうだから、どうか結婚離婚共に慎重にねーと他人事みたいに思っている私は、もはや人生リタイヤしてしまったのか?最近は本の影響で「老嬢」目指してます、はは。